島根県雲南市は18日、市立西小で営巣している国の天然記念物コウノトリのひな3羽が巣立ったと発表した。同市での巣立ちは7年連続。
市教育委員会などによると、親鳥の雄は福井県、雌は兵庫県生まれ。ふ化は4月上旬ごろとみられ、親鳥が捕獲したカエルやヘビなどの餌を食べて育ったという。6月上旬には翼を動かして飛ぶ練習をする姿が、校内に設置されたカメラの映像で確認されていた。
巣立ち後1カ月ほどは飛行が不安定で、車道や民家付近に降り立つこともある。市教委の担当者は「見かけたら静かに見守ってほしい」と話している。