大阪市は18日、2025年大阪・関西万博会場につながる道路高架橋の完成時期を2カ月前倒しし、7月末にすると明らかにした。人工島・夢洲では夏以降、建設が遅れている海外パビリオンのほか、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)の関連工事が本格化する。道路整備を早めて車両の渋滞を緩和し、工事が円滑に進むようにする。
市担当者が同日の関係者会議で報告した。市の試算では、会場周辺で稼働する工事車両は8月以降増加し、1日3千台程度で推移する。市は夢洲に入る道路の片側2車線化や、会場への車両出入り口の増設も進める。