中国の大手自動車各社と業界団体が18日に会合を開き、中国製電気自動車(EV)に対する欧州連合(EU)の追加関税への報復措置として、大型エンジンを搭載するガソリン車の関税を暫定的に引き上げることを検討するよう中国政府に求めた。欧州メーカーの高級車を念頭に置いているとみられる。人民日報系の環球時報が会合参加者の話として19日報じた。
会合にはEU側の自動車メーカーも参加。中国とEUが貿易摩擦回避に向け、早期に交渉を開始することに期待感を示した。
EU欧州委員会は12日、中国から輸入されるEVの価格が不当な補助金で抑えられていると、7月から最大38・1%の追加関税を課すと発表した。