JR四国が14日発表した2024年9月中間連結決算は、売上高に当たる営業収益が前年同期比5・1%増の267億円、純利益は11・2%増の23億円だった。移動需要の回復や運賃値上げによって単体の鉄道運輸収入が5・1%増の114億円となり業績を押し上げた。ただ運輸収入はコロナ前19年中間期の119億円に及ばなかった。
町田倫代常務は記者会見で「運輸収入が前年度比で上回ったことは非常に良かった。このトレンドを続けていければ」と述べた。
連結の営業収益は、移動需要の回復を背景に飲食・物販業やホテル業が伸びたことに加え、グループ外からの工事受注が好調で増収となった。