北海道北見市が、LGBTQなど性的少数者のカップルの子どもや親らを家族として公的に証明し、行政サービスを受けられるようにする「ファミリーシップ制度」を9月をめどに導入することが20日、市への取材で分かった。北海道の自治体では初めて。
市によると、対象者はカップルいずれかの3親等以内の親族。同居しているかどうかは問わず、生計が同一であることを確認できれば家族として認める方針。
市は2022年にパートナーシップ制度を導入している。これと合わせた形の宣誓書を作成し、受領証に「家族」と記載する予定で、公営住宅での同居や、住民票の続柄を「縁故者」にすることが可能になる見通し。