国税庁は20日、国内の企業約291万社を対象とした会社標本調査で、22年度に黒字だった企業が約113万社、売り上げに当たる営業収入額が約1722兆円で、いずれも調査を始めた1951年以降で過去最大だったと発表した。新型コロナ禍に伴う経済の落ち込みからの回復が続いているとみられる。
交際費などの支出額は前年度比25・7%増の3兆5820億円で、18年度以来4年ぶりに増加した。
赤字企業の割合を業種別で見ると、繊維工業(73・8%)、出版印刷業(73・1%)、食料品製造業(70・5%)の順に高かった。低い順では不動産業(53・5%)、建設業(58・2%)、鉱業(58・5%)だった。