中日本高速道路は20日、高速道路での自動運転の実証実験を報道陣に公開した。新東名の建設中区間で5月から実施しており、路上のアンテナで事故や故障車の情報を車両に伝え、ドライバーの手を介さず車線変更や速度制御する機能などを試している。
この日は、デモ走行を披露した。乗用車が走行車線で故障・停止したと想定したケースでは、後続のトラックが自動で時速を80キロから50キロに落とし、車線を変えて衝突を回避した。乗用車が故障情報を発信し、路上アンテナ経由でトラックが受信した。
実験は、静岡県の新御殿場インターチェンジから東にある2区間、計約6キロで7月末まで実施する。