【ロサンゼルス共同】大分県日出町の焼酎メーカー「二階堂酒造」の麦焼酎が米大リーグ、ドジャースの本拠地、ドジャースタジアム(ロサンゼルス)の特別席で今シーズンから提供されている。二階堂酒造は今年、米国へ本格進出。大谷翔平選手と山本由伸選手が今季加入した球団の「ブランド力」も生かした知名度アップに期待を寄せている。
3月28日の本拠地開幕戦から提供が始まったのは、二階堂酒造の代表的銘柄「二階堂」。同社によると、ドジャースタジアムで日本の焼酎が提供されるのは初めて。個室付きの観客席「スイート」などで900ミリリットルのボトルが55ドル(約8700円)で販売されている。
二階堂酒造の二階堂裕一社長が2022年の就任後に「焼酎を世界の人に知ってもらいたい」と海外への参入方針を掲げ、第1号として米国の輸入業者と直接契約。今年2月から売り出した。
球場での提供は、二階堂酒造の焼酎を取り扱う酒類卸売会社「サザン・グレイザーズ・ワイン・アンド・スピリッツ」が球場側に提案し、採用された。