パナソニックホールディングス子会社で電子部品を手がけるパナソニックインダストリーの坂本真治社長(64)は21日、東京都内で共同通信などの取材に応じ、米国の第三者安全科学機関の認証取得で不正があったことに「顧客や多くのステークホルダー(利害関係者)に多大な心配をおかけし、深くおわび申し上げる」と謝罪した。
同社は今年1月「米保険業者安全試験所(UL)」の認証取得で数値の改ざんといった不正があったと公表した。坂本氏は不正の背景に「(品質部門の)現場に孤立感があり、上司が手を差し伸べることができなかった」との見方を示した。
取引先に経緯などを説明している状況と明らかにした。