「子どもの権利を考え、今の時代にアップデートされた判決だ」。男性から女性に性別を変更した後にもうけた次女(3)について、最高裁は21日「父」としての認知を認めた。性別適合手術前に保存した凍結精子を使い、女性パートナーとの間に姉妹をもうけた40代女性は「親子関係が認められうれしい」とする喜びのコメントを発表した。
次女側代理人の仲岡しゅん弁護士(大阪弁護士会)は大阪市内で別の弁護士と2人で記者会見し、最高裁判決について「常識的な判断」と評価。2022年8月の二審東京高裁判決は性別変更前に生まれた長女のみ認知できるとし、姉妹で判断が分かれていた。