石川県の能登半島地震で、自衛隊による災害派遣が23日で175日となり、地震への対処では2011年の東日本大震災を超えて過去最長になる。石川県珠洲市で陸上自衛隊が入浴支援を続けている。
防衛省によると、災害派遣は1月1日に始まり、同2日には陸自中部方面総監をトップとする陸海空3自衛隊の統合任務部隊(JTF)を編成。航空機や艦艇で部隊を投入し、1日最大1万4千人規模で人命救助や給水などの生活支援に当たり、延べ100万人超を派遣した。
これまで最長だった東日本大震災の災害派遣は11年3月11日から同年8月31日にかけ、延べ1千万人超を投入した。