埼玉県川口市で5月にタクシー運転手の男性が銃撃され重傷を負った事件で、同市の瀬川好一被告(68)=強盗殺人未遂などの罪で起訴=が「捨てた」と供述していた拳銃の弾倉と実弾が、市内で発見されていたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。銃の本体部分は見つかっておらず、県警は捜索を続ける。
捜査関係者によると、被告が事件後に銃の部品をばらばらにし、数カ所に分けて捨てた可能性がある。凶器が見つかりにくいようにする意図があったとみられる。
起訴状によると、被告は5月29日の銃撃後に逃走し、福島市の知人女性宅を訪問。同31日、新幹線でさいたま市のJR大宮駅に到着したところで逮捕された。