【カイロ共同】AP通信は23日、エジプト当局者の話として、イスラム教最大の聖地、サウジアラビア西部メッカで実施されていた大巡礼(ハッジ)の死者が千人を超えたと伝えた。多くは酷暑による熱中症が原因とみられる。
死者の半数以上はエジプトからの巡礼者という。エジプト当局は無許可の巡礼渡航をあっせんした16の旅行業者の資格を取り消した。
ハッジはイスラム教徒の五つの義務「五行」の一つ。財力と体力のある人は生涯に1度行うことが求められる。今年のハッジは19日に終了。サウジ巡礼省によると、国内外から180万人以上が参加した。