【北京共同】北朝鮮の朴正天・朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長は24日、ロシアが侵攻するウクライナに対して米国が軍事支援を続けていることを談話で批判した。「ロシアとの全面的な軍事衝突、新たな世界大戦につながる」とし、米国の支援強化をけん制した。朝鮮中央通信が伝えた。
党中央軍事委の副委員長の談話は異例。金正恩党総書記は19日にロシアのプーチン大統領と有事の軍事援助を明記した「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名し、批准に向けた手続きが今後進められる見通しで、ロ朝は軍事分野の結び付きをさらに強めている。