東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)で1983年4月の開業以来親しまれてきた人気アトラクション「スペース・マウンテン」が、惜しまれつついったん7月31日で営業を終える。2027年に新たなスペース・マウンテンとして生まれ変わる予定だ。
「銀河系や流星群の間をハイスピードで駆け抜ける宇宙旅行」がテーマの屋内ジェットコースター。爽快な搭乗体験が好評を得てきた。
運営会社オリエンタルランドによると、累計走行距離は、地球と月の間の29往復分に相当する約2256万キロに達した。07年に搭乗するロケットのデザインを変更したり、青白い「エネルギーボール」が迫ってくる演出を追加したりしたが、抜本的に魅力を向上させる。
投資額は約560億円の予定。屋内ジェットコースターの大枠は引き継ぎながら、施設を建て直して光や音による新たな特殊効果を加えるという。アトラクションがあるエリア「トゥモローランド」を象徴するような広場も造る。同社広報は「今まで以上にスリルと興奮に満ちた宇宙旅行を楽しめる」としている。