日本百貨店協会が24日発表した5月の全国百貨店売上高(既存店ベース)は、前年同月比14・4%増の4692億円で、27カ月連続で伸びた。訪日客の増加や富裕層による高額品の購入がけん引した。免税売上高は約3・3倍の718億円で、3カ月連続で過去最高を更新した。
協会の担当者は訪日客効果について「当面は同様の水準で推移するのではないか」との見方を示した。中国人の購買意欲の強さが目立ち、売り上げと1人当たりの購買単価を引き上げた。
商品別では富裕層向け催事の好調により、高額品の美術、宝飾、貴金属も36・7%増となり、堅調さが目立った。