細胞を投与する自由診療の再生医療後に一時的な視力障害が報告されたことを受け、問題を調査した「安全未来特定認定再生医療等委員会」は3日までに、治療を行った東京のクリニックが再発防止を目的として申請した投与方法の変更を承認した。
委員会によると、細胞の保存に使われている有機溶剤「ジメチルスルホキシド(DMSO)」が原因となった可能性が指摘され、クリニック側は投与の際に有機溶剤の濃度に偏りが出ないよう、手順を変更したという。
昨年11月以降、更年期障害の症状改善などを狙い「脂肪由来の間葉系幹細胞」を同クリニックで点滴投与された3人に一時的に視力障害などが出たとの報告があった。