将棋の西山朋佳女流三冠(29)は4日、東京都渋谷区の将棋会館で指された朝日杯オープン戦1次予選で阿部光瑠七段(29)を破り、公式戦の直近の成績が13勝7敗となり、プロ棋士編入試験を受ける資格を獲得した。女性で受験資格を得たのは福間香奈女流五冠(32)に続き2人目。
西山三冠は直近の公式戦が10勝以上かつ勝率6割5分以上の受験基準を満たした。受験するかどうかは、午後に行われる対局を終えて表明する。
編入試験は新人の棋士5人と対戦、3勝すれば合格。将棋のプロは棋士と女流棋士がいて制度が異なり、棋士になるには養成機関の奨励会を卒業するか、編入試験の合格が条件となっている。