将棋のプロ棋士編入試験を受ける資格を女性では2人目に獲得した西山朋佳女流三冠(29)が4日、東京都渋谷区の将棋会館で指された朝日杯オープン戦1次予選の午後の対局を終え、取材に応じた。西山三冠は「受験させていただこうと思っています。受けるからには、できることをしっかりやって挑みたい」と話した。合格すれば女性初の棋士が誕生する。
西山三冠は同棋戦の午前の対局で阿部光瑠七段(29)を破り、公式戦の直近の成績が受験基準を満たす13勝7敗となり、プロ棋士編入試験を受ける資格を獲得した。女性で受験資格を得たのは福間香奈女流五冠(32)に続いて2例目。