林芳正官房長官は9日の記者会見で、岸田文雄首相が10、11両日に米国、12~14日にドイツを歴訪すると正式発表した。米国では北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席し、ドイツではショルツ首相との会談に臨む。自民党の茂木敏充幹事長は会見で、首相が米国訪問に合わせて、英国のスターマー新首相と対面で意見交換すると明らかにした。
岸田首相のNATO首脳会議出席は3年連続。林氏は「欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障が不可分との認識を再確認し、日NATO間の協力を強化する」と意義を強調した。
ドイツに関しては「G7、欧州の重要なパートナー」だと指摘。連携をさらに強化すると述べた。