柔道女子57キロ級で2021年東京五輪銅メダリストの芳田司(28)が現役を引退すると、11日までに所属先のコマツが発表した。今後は同社の社員として働きながら、柔道部のコーチを務めるという。「東京五輪では目標の優勝には届かなかったが、私の人生にとって大きな経験となった」などとコメントを出した。
京都府出身の芳田は神奈川・相原中、福岡・敬愛高で鍛え、コマツに入った。鋭い内股を武器に活躍し、世界選手権は18年に初制覇、17、19年は2位となった。パリ五輪代表の座は舟久保遥香(三井住友海上)との争いに敗れた。