自民党の小野寺五典元防衛相は13日、特定秘密の不適切運用やパワハラなどの不祥事による防衛省・自衛隊の大量処分に関し「国民に負担をいただく形で防衛費の増額をする方向の中、肝心の自衛隊員がこのありさまでどうなのかと強い憤りも持っている」と述べた。石破茂元防衛相は「最も強い組織であれば、最も高い規律が求められる。当たり前の話だ」と苦言を呈した。
小野寺氏は特定秘密の不適切な運用について「わが国の自衛隊の信用にも関わる」と指摘。改善に向け「日本の安全保障、防衛に穴があかないように、後押ししていかないといけない」と東京都内で記者団に語った。