【イスラマバード共同】パキスタンの汚職捜査機関は13日、カーン元首相を逮捕した。逮捕直前、イスラム法が定めた再婚禁止期間に違反して現在の妻と結婚した罪に問われた事件の二審判決で逆転無罪となり、釈放の可能性が出ていたが、拘束が続くこととなった。地元メディアが報じた。
カーン氏はパキスタンの国民的スポーツ、クリケットの元スター選手で、野党パキスタン正義運動(PTI)を設立し、支持は厚い。支持者は新たな逮捕に反発しており、デモなどに訴えれば政情に影響が出る可能性もある。
詳しい逮捕容疑は不明だが、地元メディアによるとカーン氏が公職に就いていた際の寄贈品に関する捜査とみられる。