日本ボクシング連盟の仲間達也会長は18日、東京都内で記者会見し、五輪でのボクシングの地位を守るために設立された新団体「ワールド・ボクシング(WB)」への加盟手続きを始めたことを明らかにした。組織運営の問題でIOCから統括団体の承認を取り消された国際ボクシング協会(IBA)からは脱退せず重複加盟を目指す。
WBは昨年4月に米国などが中心となり設立が発表された。仲間会長は9月にウランバートルで開催されるWB主催大会に原田周大ら男女計8選手を派遣すると明言。重複加盟については、世界選手権などIBA主催大会に出場できなくなるリスクを理由とし「選手がチャンスを失うことは避けたい」と話した。