【キーウ、モスクワ共同】ウクライナ軍参謀本部は、東部ハリコフ州の要衝クピャンスクで13日にロシア軍の攻勢を受け、撃退したと表明した。国営通信社ウクルインフォルムが14日、報道官の話として伝えた。ロシア軍は戦車や装甲車両で攻撃を繰り返したが、ゼレンスキー大統領は声明で「兵士が効果的に戦っている」と説明した。
一方、ロシア軍に独自の情報源を持つ複数の軍事ブロガーらは、ロシア軍の装甲車両がクピャンスクへの突破に成功し、郊外に拠点を築いたと発信。ロシア通信によると、ハリコフ州のロシア側制圧地域トップのガンチェフ氏は14日、ロシア軍が複数の方向からクピャンスクに向けて前進を続けていると主張した。