衆院選で買収疑い、町議を逮捕　大阪府警、運動員に報酬

　１０月２７日投開票の衆院選で、特定候補者への選挙運動の見返りとして運動員に報酬を支払ったとして、大阪府警は１５日、公選法違反（買収）の疑いで大阪府太子町議辻本馨容疑者（５５）＝同町山田＝を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。関係者によると、候補者は大阪１５区から立候補し、比例復活で当選した自民党の島田智明氏。

　逮捕容疑は公示後の１０月２４日、大阪府の飲食店やコンビニ店内で運動員２人に、投票の呼びかけなどをする報酬として、計６万７千円を支払った疑い。

　捜査関係者によると、２人は辻本容疑者の知人ら。容疑者が現金を手渡したという。