北海道大は4日、トランプ米政権によるハーバード大の留学生受け入れ資格の取り消し措置などを巡り、ハーバード大で学べなくなった留学生の受け入れはしないと明らかにした。大学間で学生交流覚書がないことを理由に挙げた。
北大は、覚書を交わしている米国の大学に在籍する日本人留学生が学べなくなった場合には、受け入れる用意があると説明した。
トランプ政権のハーバード大に対する措置を受け、文部科学省は5月、日本国内の大学に一時受け入れなど支援策の検討を求める通知を出した。九州大は国籍を問わず、学費全額免除で受け入れると発表。大阪大は医学系研究科で、最大100人程度を受け入れる方針を表明している。