【ワシントン共同】米首都ワシントンの連邦地裁は2日、トランプ大統領が不法移民対策の一環として南部メキシコ国境での難民申請受け付けを一時停止した措置は違法だとして差し止める判断を示した。憲法上も法律上も大統領にそのような権限は与えられていないと指摘した。政権は上訴するとみられる。米メディアが報じた。
トランプ氏は1月の就任直後、大勢の不法移民が越境を図る南部国境の状況が「米国への侵略」に当たるとし、移民希望者の入国や難民申請受け付けを一時停止する布告を出した。難民申請を希望する移民や人権団体が2月、政権を訴えた。