【イスラマバード共同】パキスタンで豪雨による洪水や土砂崩れが14日以降相次ぎ、地元メディアは16日、北西部カイバル・パクトゥンクワ州の死者が300人を超えたと報じた。北部ギルギット・バルティスタン地域やアザド・カシミール特別州でも死者が出た。
被災地域にはインドと領有権を争うカシミール地方が含まれる。インド側支配地域のジャム・カシミールでも山間部の村で14日に洪水があり、インドメディアによると少なくとも60人が死亡した。
パキスタン側で特に死者が多いのはカイバル・パクトゥンクワ州ブネル地区で、184人に達した。同州では家屋が多数損壊。携帯電話の関連設備も被害を受けた。