【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は23日、トランプ大統領が表明したボールルーム(宴会場)建設のためホワイトハウスの東棟がほぼ完全に解体されたと報じた。トランプ氏は当初、工事が既存の構造には影響しないと語っていた。同紙は十分な説明がないまま国の象徴を秘密裏に破壊したと憤る専門家らの声を紹介した。
東棟の改修工事は20日に開始。作業員らが重機を投入して取り壊しを急ピッチで進め、23日の日中にはほぼ全ての構造が跡形もなくなり、がれきの山と化した。米政府関係者は東棟が「近代的に再建される」と訴えた。
大統領執務室は西棟にあり、東棟は歴代、大統領の妻の事務室などが設置されてきた。
