• X
  • facebook
  • line

川内原発に乾式貯蔵施設を新設 九電、29年度めどに運用

2025/10/24 18:29

 川内原発の乾式貯蔵施設新設について記者会見する九州電力の担当者=24日午後、鹿児島市

 九州電力は24日、川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の敷地内に使用済み核燃料を一時保管する乾式貯蔵施設の新設を、原子力規制委員会に申請した。九電としては玄海原発(佐賀県)に次ぐ2カ所目で、2029年度をめどに運用開始を目指す。

 乾式貯蔵は、使用済み燃料プールで冷却した燃料を「キャスク」と呼ばれる金属製の容器に密封し、空気で冷やす設備。26年度中に完成予定の再処理工場(青森県六ケ所村)に搬送するまでの間、燃料を一時保管することを想定している。

 川内原発のプール貯蔵率は今年9月時点で、1号機が約75%、2号機が約80%に達している。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line