東京電力福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電の旧経営陣3人の公判は東京地裁(永渕健一裁判長)でこれまで25回開かれた。公判では、東電が事故前、福島第1原発で津波対策を取る方針を決めていたにもかかわらず、経営状態を優先し、その後、方針を撤回した経緯が明らかになっている。「大津波は予測も対策も不可能だった」とする3人の主張と、法廷で示された証拠、証言には大きな食い違いが出て...
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