東京電力福島第1原発の廃炉作業では、2号機の原子炉格納容器内部調査で、溶け落ちた核燃料(デブリ)とみられる堆積物の可動性を初めて確認した。デブリ取り出しに向け一歩ずつ前進する一方、3号機からの使用済み核燃料の搬出を巡っては機器のトラブルが相次ぎ、東電の品質管理体制の甘さや作業の困難さが改めて浮き彫りとなった。 「堆積物が動いた」。2号機の原子炉格納容器内部調査が行われた2月13日。遠隔装置が小...
この記事は会員専用記事です
残り677文字(全文877文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。