漁業は先行きが『不透明』 トリチウム含む処理水の取り扱い懸念

03/07 14:45

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タイに向けて出荷される県産ヒラメ

 風評の影響で一時大きく落ち込んだ農産物や観光が回復基調にある中で、先行きが不透明なのが漁業だ。  漁業関係者が今後の復興に向け特に懸念するのが第1原発の汚染水を浄化した後に残る放射性物質トリチウムを含む処理水の取り扱いだ。原子力規制委員会の更田(ふけた)豊志委員長は希釈して排水の法令基準を下回れば海洋放出を容認する立場を示している。仮に海洋放出が決まれば、風評がさらに高まる懸念もあることから、漁...

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