東日本大震災の被災地では、震災の爪痕を残す遺構の保存に向けた議論が進む。記憶や教訓を後世に伝える役割を担う一方、先行してきた岩手、宮城両県では被災者感情から保存を巡り苦しい選択も迫られてきた。震災から8年、東京電力福島第1原発事故の影響で遅れていた県内でも遺構の保存に向けた議論が進み始めた。 浪江町請戸地区。東日本大震災で127人が犠牲となり、27人が行方不明となった。震災直後、巨大な津波に変...
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