原発事故は、長期の住民避難など甚大な被害をもたらした。強制起訴された東京電力旧経営陣の刑事裁判とともに県内外で東電や国に損害賠償を求める集団訴訟も相次いで起こされた。約30ある民事裁判の原告数は1万2000人を超える。 集団訴訟のうち、これまでに6件で言い渡された高裁判決はいずれも東電の責任を認定し、原告に国の賠償指針を超える賠償上積みを認めた。ただ、東電とともに国も被告となった三つの訴訟では...
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