【まち中華物語】珍満賓館・福島市 夫との店、笑顔で守る

03/05 08:37

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ひときわ明るい声と温かな接客で来店客を出迎えてくれる女将の塩野さん(吉田義広撮影)

 書き入れ時の昼過ぎになると、ひっきりなしの来店客で店内はにぎわう。お目当ては空腹を満たす料理と、ひときわ明るい声で接客に回る名物女将(おかみ)との温かな会話だ。「店に来てくれた一人一人が珍満の宝物。ありがたいね」。塩野琴子さん(75)はほほ笑みを絶やすことなく、憩いのひとときを提供している。  店のルーツは、塩野さんの両親にさかのぼる。都内の中華料理店に勤務していた台湾出身の父の王林騫(おうりん...

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