【まち食堂物語】お食事処旭亭・相馬市 困難越え、日はまた昇る

04/16 12:43

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アサリを殻からむく征昭さん(左)とヤス子さん。松川浦のアサリはこれから実入りが良くなる。2人の笑顔は何にも代えがたい客へのもてなしだ(吉田義広撮影)

 漁師をしながら  若い漁師夫婦が開いたささやかな食堂は、東日本大震災などの災害も乗り越えて半世紀近く港町の味を守ってきた。メニューは決して多くはないが、どれもが優しい味わいで、また食べてみたくなる。何度も訪れるなじみ客が多いのもうなずける。  「お客さんによくしてもらってここまで続けることができた」。店主の菊地征昭さん(81)と妻ヤス子さん(79)は穏やかに語る。  ノリやアサリの漁を営んでいた2...

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