漁師をしながら 若い漁師夫婦が開いたささやかな食堂は、東日本大震災などの災害も乗り越えて半世紀近く港町の味を守ってきた。メニューは決して多くはないが、どれもが優しい味わいで、また食べてみたくなる。何度も訪れるなじみ客が多いのもうなずける。 「お客さんによくしてもらってここまで続けることができた」。店主の菊地征昭さん(81)と妻ヤス子さん(79)は穏やかに語る。 ノリやアサリの漁を営んでいた2...
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