【まち食堂物語】割烹やなぎや・福島市 客を思うあうんの呼吸

05/21 12:00

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二人三脚で店を切り盛りする2代目社長の才機さん(左)と照子さん。二人は「これからもお客さんとのつながりを大事にしたいね」と口をそろえる(吉田義広撮影)

 代名詞はウナギ  「あー、どうもない」。福島市飯野町の中心部にたたずむ食堂に、威勢のいい声が響き渡る。声の主は2代目社長の若林才機(さいき)さん(78)だ。地域に愛され続けてきた1954年創業の老舗食堂は昼時になると、なじみの客やスーツ姿の客らでにぎわう。「お店に入ってきた瞬間に常連の顔はもちろん、注文する料理もすぐ分かるよ。やなぎやは全てのお客さんに支えられているんだ」と才機さん。幅広い世代を...

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