【まち食堂物語】かんのや・会津若松市 手作りの味をつないで

06/25 14:10

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2代目の清水一郎さん(左)と3代目で長男の広太さん。初代勝三さんの思いを受け継ぎ、家族とスタッフで店を守る(吉田義広撮影)

 仕出し弁当原点  原点は自宅の流し台にある。会津若松市の「かんのや」店主の清水一郎さん(60)の脳裏に焼き付いているのは小学生だった約50年前のある日の出来事。スーパーの総菜部門の責任者として働き、朝早くから夜遅くまで家を空けていた父が、その日は家にいた。話を聞くと「仕事を辞めてきた」という。そして手作りにこだわる父が自宅を使って仕出し弁当を始め、ここに「かんのや」が誕生した。  父勝三さんがスー...

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