• X
  • facebook
  • line

須賀川市職員、仏でサッカー審判修業へ「競技の魅力引き出したい」

07/03 09:15

「フランスで審判の技術を磨きたい」と語る橋本さん

 須賀川市職員の橋本凪志(なぎと)さん(27)=郡山市出身=は今月、日本サッカー審判協会の「若手審判海外挑戦プログラム」でフランスに渡り、審判の技術を磨く。8~13日に現地で開かれるユース年代の大会で笛を吹く予定で「文化の違いに触れながら審判としての技能を伸ばしたい」と意気込む。

 橋本さんは小学生の頃からサッカーを続けてきた。審判の担い手が少なくなりつつある中で「試合を進行する側になろう」と昨年から本格的に審判を始め、昨年秋ごろには県サッカー協会が主催する試合の主審を担当できる3級審判員の資格を取得した。

 橋本さんは4月から経済産業省に出向して東京都内で働き始めたが、週末などは福島に帰って高校生年代や中学生年代などの試合を担当していた。そんな折に同審判協会のプログラムを知り「せっかく審判をやるからには上手になりたい」と志し、書類審査や面談を経て参加資格を得た。

 3級審判員以上の資格を持つ原則18~30歳の人が対象で、今回は国内から橋本さんを含む5人が参加する予定だ。期間中は現地の試合で実際に審判を務めるほか、帯同する現役の1級審判員から助言を受ける。

 橋本さんは通勤時間などに語学を勉強して海外遠征に備えているという。橋本さんは「全国レベルの試合で審判をするという目標に向けて成長したい。円滑な試合進行を通じてサッカーの魅力を引き出せる審判になりたい」と力を込めた。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line