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双葉地方版「るるぶ」作製へ 来年度から宿泊施設などで配布

07/12 08:55

「るるぶ特別編集版」の作製に向けた会議に集まった参加者

 全国高校総体(インターハイ)サッカー男子が今年から浜通りで固定開催され、県内外から多くの来訪者が訪れるため、双葉地方町村会は、地域の魅力を発信するため「るるぶ特別編集版」を作製し、来年度から配布する。10日、作製に向けた第1回会議が富岡町の双葉地方会館で開かれた。

 今年のサッカー男子は26日に開幕し、8月3日に決勝が行われる。広野、楢葉、いわき3市町の6会場で、選手やスタッフなど約5万人の来場が見込まれる。今大会は、県電源地域振興財団が作製した双葉郡8町村の情報誌「双葉郡ぐるりんガイド2023年度版」の配布で代用した。

 るるぶ特別編集版の作製は交流人口拡大や地域振興を図る狙い。「食」「観光・ホープツーリズム」をテーマに、関係者や応援者に配布し、会場や宿泊施設、公共施設に設置する。会議は各町村のまちづくり団体などから約30人が出席し、完成までに数回のワークショップを重ねていく。

 この日は「るるぶ」を製作しているJTBパブリッシングの担当者が訪れ、過去の事例やコンセプト、アイデアなどについて紹介した。冒頭、町村会の御代典文常務理事・事務局長が「多くの方が双葉郡に足を運ぶ。情報発信のため、皆さんの協力をお願いしたい」とあいさつした。

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