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会津木綿「模様入り」着物 若松の大善屋が製作 摺型友禅+特殊な染料

07/16 10:50

写真=来店を呼びかける畑社長

 会津若松市の大善屋呉服店は、型を使った友禅染の技法「摺型(すりかた)友禅」を活用して模様を入れた会津木綿の着物を製作した。15日までお披露目・受注会が開かれた。

 同店は昨年11月、東京都で開かれた着物のイベントに参加。着物愛好家から「会津木綿の特徴のしま柄の着物は難しい」「人と違ったものが着たい」などの意見を受け、模様入りの会津木綿の着物の製作を決めた。着物は摺型友禅作家の餅原豊さんの協力を受けて製作した。会津木綿は染料をはじきやすいため、餅原さんに相談して特殊な染料を開発。模様は餅原さんの使用している型の中から、会津木綿の風合いと合う桜、花菱、チョウ、立涌(たてわく)、籠(かごめ)の五つを選んだ。

 着物は、好きな会津木綿の生地と模様を選び、組み合わせることができる。畑佳宏社長は「新しい会津木綿を多くの人に見てもらいたい。会津木綿を知るきっかけになればうれしい」と来店を呼びかけた。価格は生地と仕立て込みで7万8千円(税抜き)。着物の引き渡しは注文から約2カ月後の予定。注文は随時受け付ける。

 営業時間は平日が午前11時~午後7時、土、日曜日、祝日が午前10時~午後6時。水曜日定休。問い合わせは同店(電話0242・27・0404)へ。


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