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立民福島県連、石原氏擁立へ 参院選、与野党対決の公算大

08/06 08:20

(左から)森雅子氏、石原洋三郎氏

 来夏に行われる参院選の福島選挙区(改選数1)を巡り、立憲民主党県連は5日、元衆院議員で福島市議の石原洋三郎氏(51)に立候補を要請した。石原氏は福島民友新聞社の取材に「重い要請と受け止め、熟慮する」と出馬を明言しなかったが、関係者によると、前向きな姿勢を示しているという。

 参院選を巡っては、自民党が既に元法相で現職の森雅子氏(59)=3期=の擁立を決めており、2022年前回参院選に続いて与野党を軸とした対決の構図となる公算が大きくなった。ただ、早ければ年内にも衆院解散・総選挙が行われる可能性があり、戦いの構図には流動的な部分も残っている。

 立民県連は5日、福島市で開いた常任幹事会で石原氏の擁立を正式に決定し、本人に伝達した。今月中旬にも開く次回会合で石原氏から回答を得たい考えだ。

 会合は冒頭を除いて非公開。終了後、報道陣の取材に応じた県連の小熊慎司代表は擁立理由について「衆院議員を務めるなどの実績や党への貢献度、人柄などを考慮した」と説明した。

 石原氏は福島市出身。慶応大経済学部卒。市議2期を経て09年衆院選に当時の民主党公認で立候補し、初当選した。12年衆院選には日本未来の党から出馬したが、落選した。15年に再び市議になり、通算5期目。


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