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石原氏が出馬要請受諾「政治刷新へ活動」 25年夏参院選、立民福島県連

08/11 08:25

記者会見で決意を語る石原氏

 来夏に行われる参院選の福島選挙区(改選数1)を巡り、立憲民主党県連から出馬要請を受けていた元衆院議員で福島市議の石原洋三郎氏(51)は10日、福島市で開かれた党県連常任幹事会で、要請を受諾し、立候補すると正式に回答した。

 石原氏は「政治に対する不信感が国民にまん延している。政治の刷新に向け、精いっぱい取り組んでいきたい」と述べ、要請を受諾する意向を伝えた。

 終了後、記者会見した石原氏は東京一極集中の是正や経済的格差の解消、社会保障制度の充実などに取り組む考えを示した。東日本大震災、東京電力福島第1原発事故からの復興については「文化、歴史を生かし、魅力ある福島をつくることが大切だ」と述べた。市議は当面、続けるとした。

 石原氏は福島市出身。慶応大経済学部卒。市議2期を経て2009年の衆院選に当時の民主党公認で立候補し、初当選した。12年衆院選には日本未来の党から出馬したが、落選した。15年に再び市議になり、通算5期目。

 次期参院選を巡っては、自民党が既に元法相で現職の森雅子氏(59)=3期=の擁立を決めており、与野党を軸とした対決構図となる公算が大きくなった。ただ、早ければ年内にも衆院解散・総選挙が行われる可能性があり、流動的な面も残っている。


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