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来夏参院選、森雅子氏や佐藤正久氏らを1次公認に 自民

07/26 07:50

 自民党は25日、選対本部会議を党本部で開き、来夏の参院選の第1次公認候補として選挙区28人(現職25人、新人3人)、比例代表17人(現職11人、新人6人)の計45人を決定した。福島選挙区(改選数1)で県連が申請した現職の森雅子氏(59)=3期、比例代表で本県関係の佐藤正久氏(63)=3期=が公認された。

 森氏はいわき市出身。磐城女高、東北大法学部卒。2007年の参院選福島選挙区で初当選し、少子化担当相や法相、首相補佐官を務めた。

 佐藤氏は福島市出身。福島高、防衛大卒。07年の参院選比例代表で初当選し、防衛政務官や外務副大臣などを歴任した。

 党総裁の岸田文雄首相は会議で「政策実現や政治の安定のため、強い覚悟と決意を持って勝ち抜かなければならない」と強調。派閥裏金事件に伴う逆風を踏まえ「どんなに厳しい状況であっても勝利をつかみ取れる態勢を整える」と語った。

 選挙区では、改選を迎える現職が派閥裏金事件を受けて自民を離党した岐阜、和歌山両選挙区を含む19選挙区で公認を見送った。比例代表では日本医師会副会長で新人の釜萢(かまやち)敏氏(71)について、内規で定める「70歳定年制」の適用を特例で免除し公認した。

 内規では参院比例候補に関し、任期満了時点で70歳以上でも「総裁が国家的有為な人材と認めた者」は公認できると定めている。釜萢氏は政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会委員を務めた。山東昭子前参院議長(82)は公認に含まれなかった。小渕優子選対委員長は「調整中だ」と記者団に述べるにとどめた。

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