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安積、会津学鳳が長官賞 総文・自然科学の2部門

08/06 08:30

受賞を喜ぶ会津学鳳の(左から)高橋さん、大河原さん、七海さん、穴沢さん
発表する安積の五十嵐さん(右)、宗像さん

 岐阜県で開かれている第48回全国高校総合文化祭「清流の国ぎふ総文2024」は最終日の5日、自然科学部門の結果が発表され、県勢は安積、会津学鳳の2校が各部門で2位相当の優秀賞・文化庁長官賞を受賞した。研究発表・物理部門では安積物理部、ポスター発表では会津学鳳SSH探求部化学班が賞状を手にした。

 研究発表・物理部門では、安積物理部の五十嵐瑛汰さん(3年)、宗像真冴(まこ)さん(3年)の2人が、日常の疑問から研究を進めてきた「なぜスマホは画面を下にして落ちるのか」をテーマに発表した。

 スマートフォンを手に持つ際のさまざまな高さや角度で落下させる実験を繰り返し、物が軸の周りを回転する時の速さを表す量「角速度」の大きさが影響していることを結論付けた。五十嵐さんは「物理部で培ってきた経験や多くの実験に取り組んだ結果。言葉にならないぐらいうれしい」と喜びを語った。

 ポスター発表では、会津学鳳SSH探求部化学班の大河原大翔(だいき)さん(3年)、七海篤史さん(3年)、穴沢優獅さん(3年)、高橋幸嗣さん(2年)が「アラニナト銅水溶液中に生じる赤色薄膜の物質同定と生成過程の解明」と題して発表した。硫酸銅、アミノ酸の一種「アラニン」、水酸化ナトリウムの3物質を混合した際に、水溶液中にできる赤色の薄膜の解明と生成過程の研究について説明した。大河原さんは「仲間と共に発表に向けて努力した結果が実ってうれしい。顧問の先生にも恩返しができた」と喜びを語った。


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