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ブレイズホーム、郡山市が外れる アイスホッケー、子ども教室は継続

08/27 09:05

 アイスホッケーの東北フリーブレイズを運営する東北アイスホッケークラブは26日、郡山市をホームタウンから外し、位置づけを「創設のまち」に変更すると発表した。同市での試合開催が困難となっていることなどが理由という。今後の同市での公式戦開催は未定というが、子ども向けのアイスホッケー教室などは引き続き実施していく。

 チームは2008年に郡山市と青森県八戸市をホームタウンとして発足。リーグ優勝3回、全日本アイスホッケー選手権優勝2回を誇る。郡山市では、年間数試合程度の公式戦を行ってきたが、2019―20シーズンを最後に実施されていなかった。

 クラブによると、青森県八戸市では1500席程度の規模の会場を使用しているが、郡山市で使用する磐梯熱海アイスアリーナは仮設も含め約600席ほどしか確保できず、開催に伴う費用の高騰も相まって公式戦の実施が困難となっていた。リーグの規定では「ホームタウンの区域内に試合場・練習場を確保しなければならない」としている。

 チームは23年1月から東京ヴェルディクラブと連携し、東京都西東京市のダイドードリンコアイスアリーナでホームゲームを行うなどの取り組みを行ってきたことから、今回、八戸市に加えて新たにホームタウンに東京都を加えた。今季も2試合を東京で行う。クラブの中村考昭代表取締役は「福島県でアイスホッケーに取り組む子どもたちや、郡山市の皆さまへ恩返ししていけるよう努力していく」とコメントした。

 ホームタウン変更を受け、県アイスホッケー連盟の水野英暢理事長は「今後も選手の派遣などで、普及、振興活動への協力をお願いしたい」と話し、品川萬里郡山市長は「ホームタウンから変わるが、連携して競技を盛り上げていくとともに、チームを応援していく」とした。

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