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トンネル内に想定を超える岩石 福島西道路、開通遅れの可能性

08/24 08:40

 福島河川国道事務所は23日、国道13号福島西道路に整備中の浅川トンネル(仮称)内で、想定を超える大きさの岩石が数多く見つかったと発表した。大きな岩石をトンネル内で砕く作業が増えるため、2026年度を予定していた開通が遅れる可能性があるという。

 同事務所によると、浅川トンネルは延長約1.8キロで、福島市平石と同市松川町浅川を結ぶ。周辺で行われた工事の状況を踏まえ、1メートル程度の岩石が出てくると想定して工事を進めていたところ、当初の想定を超える大きさと量の岩石が見つかった。大きなものは5メートルを超えていた。1メートル程度であればそのままトンネル外に運び出すことができるが、1メートルを超える岩石はトンネル内で爆薬を使って砕く必要があるという。

 同事務所は施工方法の再検討を進めており、開通時期への影響について「今後精査する」としている。

 福島西道路は福島市南矢野目―同市松川町浅川の延長14キロを整備する計画。同市南矢野目―同市大森の延長7.7キロは10年3月に開通した。現在は浅川トンネルを含む残り6.3キロの整備が進められている。

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