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ワタガシ敗れる、大堀も惜敗 バドミントン・ジャパンOP

08/24 07:15

女子シングルス】最終第3ゲーム、相手に先にマッチポイントを奪われ、膝を押さえて天を仰ぐ大堀彩 =横浜アリーナ

 バドミントンのジャパン・オープン第4日は23日、横浜アリーナで各種目の準々決勝が行われた。福島県関係は、今大会を最後にペアを解消する混合ダブルスの渡辺勇大、東野有紗組(BIPROGY、富岡高卒)が台湾ペアに0ー2で敗れ、2連覇を逃した。

 三橋・岡村組も苦杯

 女子シングルスの大堀彩(トナミ運輸、富岡高卒)はタイの選手に1―2、仁平菜月(ヨネックス、富岡高卒)は台湾選手に0―2、男子ダブルスの三橋健也(BIPROGY、富岡高卒)、岡村洋輝(BIPROGY)組はインドネシアペアに0―2で、いずれも敗れた。

 このほか、パリ五輪代表では、シングルスで奈良岡功大(NTT東日本)が台湾選手、女子の山口茜(再春館製薬所)が中国選手に2―1で勝ち、ともに準決勝進出を決めた。女子ダブルスで同五輪銅メダルの志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)と、男子シングルスの西本拳太(ジェイテクト)は敗れた。 

 大堀「次も充実のプレーを」

 過去の自分を超える戦いぶりだった。女子シングルスの大堀彩(トナミ運輸、富岡高卒)は6年ぶりの4強入りは逃したが、コートでは堂々としたプレーが光った。初の五輪では8強入りを経験。「確実に今の方が強い。メンタルも安定して、1番良い時なのかなと感じている」と実感を込めた。

 準々決勝では同年代のブサナン・オンバムルンパン(タイ)が立ちはだかった。互いに1ゲームずつ取り合い、迎えた最終第3ゲーム。大堀は一時、6点差を付けられたが、見応えのあるラリー戦を繰り広げ、勝利まであと一歩にまで迫った。最後は連続得点を許し、敗れはしたが「やり切ったという感じ」とすがすがしかった。

 パリ五輪から好調を維持している27歳。今大会も言葉の節々に充実ぶりがうかがえた。連戦が続き「一度休みたいというのが正直なところ」と笑って漏らしたが、9月には国際大会に出場予定。大堀は「特にどこを目指すという目標は決めていないが、目の前の一大会を納得のできる形で終わっていきたい。その積み重ねが大事だと思っている」と展望を語った。(佐藤智哉)

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